給湯器が故障したとき、修理よりも交換をおすすめする理由

給湯器が故障したとき、修理よりも交換をおすすめする理由

保証期間が過ぎた従来型の給湯器が故障したとき、給湯器の使用期間がよほど短くなければ、私たちも含めた多くの給湯器の販売・工事業者は、修理よりも交換をおすすめすると思います。

これは、業者が自社の利益のために、新しい給湯器をできるだけ多く販売したい、という理由もあるかもしれませんが、今回ご説明させていただくのは、それとは別の理由です。

まず、給湯器の交換にかかる費用を考えてみます。
最近は、給湯器の販売・工事業者間の競争が激しく、給湯器の交換にかかる費用は、かなり安くなっています。

新品の給湯能力20号のエコジョーズガスふろ給湯器でも、工事費込みで150,000円以内で交換できると思います。

さらに、給湯器の性能は、従来型の給湯器と比較して、かなり高くなっており、従来型の給湯器を修理して使用し続けるよりも、新品のエコジョーズ給湯器に交換したほうが、月々のガス料金もかなり安くなります。

それに対し、修理する場合はといいますと、まず、修理に必要な部品は、ほぼ定価で買わなければなりませんし、修理スタッフの出張費・技術料もかかります。
修理全体にかかる費用は、壊れた箇所や状況にもよりますが、15,000~60,000円と、かなりの金額になります。

例えば、「故障した従来型給湯器を40,000円で修理をして、修理後2年間使用できた場合」と、「故障した従来型給湯器を新品のエコジョーズ給湯器に交換した場合」を比較してみます。

比較の条件は、次のように仮定します。

  • 故障した従来型給湯器とエコジョーズ給湯器では、年間のガス料金は、エコジョーズ給湯器のほうが、15,000円安いと仮定します。
  • エコジョーズ給湯器の耐用年数は10年とし、交換費用は総額150,000円と仮定します。
  • 従来型給湯器は、10年前に200,000円で設置したと仮定します。

上記の条件を基に計算しますと、

エコジョーズ給湯器への交換費用を使用年数で割って、1年間にかかる費用を出すと…

150,000円 ÷ 10年 = 15,000円

エコジョーズ給湯器は、従来型給湯器より、年間のガス料金が15,000円安いので、エコジョーズ給湯器への交換費用は相殺されて…

15,000円 – 15,000円 = 0円

従来型給湯の修理には、40,000円かかり、修理後2年間使用できたので、240,000円の従来型給湯器を、12年間使用できたことになり、その費用を使用年数で割って、1年間にかかった費用を出すと…

240,000円 ÷ 12年 = 20,000円

従来型給湯器を修理せずに、10年間使用した後、エコジョーズ給湯器と交換した場合、従来型給湯器の設置費用を使用年数で割って、1年間にかかった費用を出すと…

200,000円 ÷ 10年 = 20,000円

上記の条件では、従来型給湯器を修理して12年間使用した場合と、10年間使用した後、修理せずにエコジョーズ給湯器に交換した場合とでは…

20,000円 – 20,000円 = 0円

となり、結果、費用の面ではどちらも同じになります。

費用が同じになりますので、敢えて修理を薦める業者もいない、ということです。